沖縄戦男子学徒隊、全十二校の記録 沖縄戦に鉄血勤皇師範隊千早隊の一員として動員され、九死に一生を得て生き延びた大田昌秀元沖縄県知事は、 沖縄戦の実態を正確に後世に伝えるため、「平和の礎」建立などさまざまな平和創出に取り組んできました。
その集大成の一つともいえる本書は、法的根拠もなく動員された沖縄県下12の男子中等学校の、 若くして命を落とした無数の鉄血勤皇隊員の非業な状況を、証言、資料、米軍写真などをおりまぜながら記録したものです。
二度と同じ悲劇を繰り返してはならないとの固い決意とともに、戦後72年の歳月を思いながら作り上げた労作!